2019年11月10日日曜日

Oculus Quest

映画を観るためにプロジェクタを買いたいと思って色々調べてはいたが、ハードルが高すぎ諦めていた。ところが、Oculus Questでは簡単に大画面で見れるらしい。
値段は送料込みで\62,800円(128GB)、である。そこそこ良いプロジェクタよりは安いし、VR自体にも興味があったので散々くよくよと悩んだ結果、購入した。

購入前の不安は
  • そもそも私の眼で立体に見えるのか?
  • HMD時代に言われた、目の前の大型モニター状態になったりしないの?
  • 眼鏡掛けて使えるの?
だったが、結論から言えば全てクリアできた。

そもそも私の眼で立体に見えるのか?


ちゃんと見えた。ちなみに視力にもよるが、眼鏡を掛けないと生活できない人は多分眼鏡を掛けないとOculus Questは使えないと思う。無くても大丈夫なぐらいの視力なら裸眼で使えるのでは無いだろうか。もうチュートリアルの段階で相当な衝撃だ。

ここまで書いていて忘れてたが、Oculus Questを使用するためには、スマートフォンか、タブレット(iOSかAndroid)が必須なので注意。アプリ側でアップデート管理が行われるようで、初期設定でも無ければ進まない。もちろんWiFi環境も必須だ。登録後はOculus Quest側からも購入等が可能になるが、最初は必ずアプリ側で登録が必要だ。

登録を行わないとMACアドレスの確認が出来ないので、その辺は使いづらい。どの装置か忘れたが、WiFi設定時にMACアドレスが表示されるの凄い便利なので標準仕様になって欲しい。

HMD時代に言われた、目の前の大型モニター状態になったりしないの?


VR以前の時代にHMD(ヘッドマウントディスプレイ)という代物があったのだが、レビューで「巨大スクリーンというより、目の前に液晶画面を持ってきたようにしか見えない」と書かれていて、そんな感じだったら嫌だな、と思っていたのだが無料で使用可能なSkybox VRというアプリで動画を確認した所、ミニシアター程度の大きさの劇場で実際観てるぐらいの感覚で見れる。音も映像もシネコンよりは落ちる(当たり前)ものの、この値段でこれなら全く問題無いと思えるレベルで視聴可能だ。今なら普通に電気屋とかでUSB3.0⇔USB Type-Cとかのケーブルが売ってるのでそこそこの値段の有名メーカーのを買ってPCから転送するだけで見れる。まぁ変換とかの手間は掛かるが劇場で見れずDVDでしか見た事の無い映画を貸し切りミニシアターで見れると思えば十分元が取れるのでは無いだろうが。

眼鏡掛けて使えるの?


購入すると、眼鏡用のスペーサーが入っていて、顔に当たるパッドを一度外し、スペーサーを装着してパッドを付け直す事で眼鏡に対応可能。ただ、眼鏡を掛けていると顔を潜らせるように装着しなければならず、そこは毎回面倒ではある。ただ、スペーサーを入れる事でレンズに眼鏡が当たる事も無いと思うので、眼鏡着用者はほぼ必須だと思う。マニュアルにはパッドの取り外しが簡単にしか書いていないので結構ビビりながら作業した。買ったばっかりでボキッってのは避けたいから。

という訳で必要な物


  • Oculus Quest本体
  • 対応スマートフォンかタブレット
  • クレジットカード
  • Oculus用アカウント
  • WiFiルーター

これだけ揃えばVR体験が可能だ。ちなみに公式から注文した場合、日本だと香港から発送になるが、ネットで見た通り2,3日で到着する。発送はFedExなのでトレースも細かくわかりやすい(但し英語)。箱はかなり頑丈なので届いたら壊れていた、となる可能性は低いと思う。まぁ着いたらすぐに動作確認を行うべきだ。

VRは今までの環境を凌駕する?


手間が今の数倍減らない限り凌駕する事は無いだろう。もっと簡素なゴーグル、出来ればゴーグル無しでVRが可能になれば、昔のSF並みの環境を人々が手に入れられるように思う。現在の状況では、やはり興味を持った人々への高価な玩具の域は出ていない。もちろん「これがやりたい!」要素は十分に満たすと思う。私の場合、「簡易プロジェクタの替わりが欲しい」であり、それは十二分に満たした。またBeat Saberがやりたい!という事であれば、画面ではPC向けのバージョンの方が美しいのだろうが、ケーブルが要らないという点でOculus Questはかなりのアドバンテージがあると思う。例えば現在出ているVirutal Desktop見たいのが手軽に利用できるようになったら、掛けている時間も大幅に増えるのでは無いだろうか。今のところは映画目的以外にはほとんど使っていないので、その辺が一段落したら、他の事も考えると思う。

チュートリアルで机の上のボールを投げたり、紐を引っ張ってロケットを飛ばしたり出来る(もう一度やってみたいがどうやるのかわからない)。多分私は、この時口開けてポカーンとしてたはずだ。それぐらい新鮮な体験だった。昔ならどこかのパビリオンでやっていたような高価な体験を自宅で可能というのは得難い体験である。ゲームセンターとかにVRのゲームがあるが、酔わない対策なのか「これ別にVRである必要無いよね?」というのが大半だ。店で見ると誰もやっていないのは値段が高い(1回千円ぐらいする)のもあるが、単純に面白くないからだろう。Beat Saberを店で遊べるようにする計画があるようだが、衛生的な部分とか壁が結構ありそうなので実現するならVRへの社会認知度を増やせるのでは無いだろうか。ちなみに酔わない様に対策しているからなのか、私の経験内ではVRで酔う事は無かった。

買って損の無い一品ではあるが、無目的に買ったら失敗すると思う。その辺はPCと一緒だ。

2019年10月19日土曜日

ジョン・ウィック チャプター3パラベラム

期待した範囲を超える事は無かった。



ネタバレあるから見てない人は注意。

2で大きくコント度が上がったシリーズだが、3はシリーズ史上最高のコント作品となった。
話は主人公以外も頻繁に描かれるため散漫で、まとまりは無い。
アクションシーンは全体にしつこく、くどい。
何故かバイクのシーンだけ熱血硬派くにおくん並みに弱い。

ハル・ベリーのシーン(というかモロッコ全体)が蛇足感が強く、まぁ次回作があったら出るのかも知れないが…次回作あっても見ないだろうから構わない。今までの風呂敷を畳もうと努力した結果、初代アサシンクリードみたいなボケボケの話になってしまい、「これって結局マトリックスなんじゃないの?」という感想が残る。
因みに「Guns, a lot of Guns」は英語圏なら笑って貰えたのかも知れないが、日本での知名度が低いのか残念ながら観客は無反応だった。

主人公は連戦でボロボロでヨロヨロ歩くので、後ろ姿がまるでビートたけしみたいなのだが敵から「聞いてた程動き早く無いな」「5年前の話だからな」とかいう全く笑えないジョークが出てた。まぁこの辺りは想像の範疇だったので驚く事は無かった。

一番衝撃的だったのは、マーク・ダカスコスの扱いだ。

日本人の寿司屋で忍者(本当)という役柄なのだが、2019年にもなってウォン・インシックの再来みたいな扱いだ。日本語らしき台詞を喋っているが字幕が無いと何を言っているのかわからない。エンドゲーム以上、パシフィックリム以下のレベルで字幕が無いと理解するのは相当困難だろう。アレでも日本語ダイアログインストラクターがいるらしいのだが、あの理解不能なジェレミー・レナーの日本語に比べれば言葉にはなっているものの、この時代にもなって扱いはヒカル・スールー(ミスター加藤)以下で、マーク・ダカスコスはいつか報われて欲しいと思った。

そういや、Wikipediaで知ったのだが、「クライングフリーマン」でのダカスコスは
劇中で日本語を話すシーンがあるが、発音・イントネーションともに完璧で、日本人と変わらないほど上手。
という驚きの一文がある。

ちなみにRotten Tomatoesでは彼のフィルモグラフィー上最高の評価が与えられた作品のようだ。まぁ映画は緑色が圧倒的に多いが。次点のジェヴォーダンの獣での役はネイティブアメリカンだった…。

2019年8月10日土曜日

スパイダーマン:スパイダーヴァースが届いた

 
Amazonから無事届いて観てる。色々なのがあるが、私が買ったのは一番安いブルーレイ&DVDの2枚組版。本編を観るだけならDVDで問題無いが、ブルーレイ版にはユニバース・モードという特別なバージョンが収録されている。 何かというと、コンテが完成していたが、カットされている部分をコンテ+音声(実際の俳優ではなく、別な人物が当てている)で再現しており、映画で観た時にアレ?と思った部分(実際には最初に見ている時に気付くのは困難だと思うが)が非常にわかりやすい。クモが何だったのか、とかガンケはどうなったの?とかユニバース・モードでほとんど疑問が解決するだろう。 ユニバース・モードでわかるのはモラレスのルームメイトがガンケとしてもっと積極的にストーリーに関わるようになっていた(が、冗長なので全部カットされた)とか、状況説明はもっとされる予定だった(が、時間の関係でバッサリカットされた)とか良く分かる。恐らくレンタルではユニバース・モードは見れないので、メディアは十分買う価値があると思う。


YouTubeの公式チャンネルでSONYがOP9分を公開しているので、これを見て買うかどうか決めるという手もある。…ってこんな田舎ページ見ていて且つスパイダーヴァースが何なのか知らないって人は居ないだろう。

そういえば映画の吹き替え版では吹き出しも日本語化されていたのだが、残念ながらそのバージョンはブルーレイにも含まれていないらしい(字幕で処理される)。あのスピード感を味わえないのは残念だな。

いや、しかし、あれだ。プロジェクタとかデカい画面で見たいな、コレ。無理だってわかってるけどさ。映画館で再上映あったらもう一度観たい。VRとかで見たら違うんだろうか?

2019年6月23日日曜日

スパイダーマン:スパイダーヴァース

圧倒される映像美。


実はそれほど期待せずに観に行った。時間の関係で吹替版(字幕版は2時間後だった)だったので「マジか…」と思ったものの、実際映画が始まると「イヤ、これ字幕読んでるヒマなんて全く無いわ!」というぐらいスゲェスピードで映像が進む。本当に瞬きする時間が惜しい程膨大な情報量で話が進む。

脚本もコンテも実際の作製陣もありえないような映像を実現していて、観終わったら「なんだこりゃ…凄かったなオイ」という気分を味あわせてくれた。



家の環境で見て、あの映像体験が出来るかは甚だ疑問だが、あの、ありえないような映像をもう一度見てみたいとは思う。

アベンジャーズ/エンドゲーム

3時間!?って聞いて凄いビビって観に行ったのだが。


実際見てると退屈なシーンは特に無く、3時間があっという間!…という事も無かったが「後で何食うかな」とか考える暇も無く上映は終わった。

ので、これが映画の最高傑作!という事は無い。が、これ以上にもっと悪くなる確率は圧倒的に高かったはずだ。その中ではこの映画、相当善戦したと言い切っていいだろう。


この作品に至る可能性がどれだけ低く、且つ綱渡りだったかはてらさわホーク渾身の一冊、マーベル映画究極批評を読めば大体わかる。
コミックのアベンジャーズはしょっちゅうヒーローが出たり入ったりするが、MCUも同様に多大な貢献をした人物が軋轢に耐えきれずに出ていったりする。そういう様々な物を乗り越えて今回のエンドゲームに至った訳だ。

まぁ結構豪快な話(つーかこれを完全にやるとしたらインド映画ぐらいの時間が必要なので)の構成になっているが情報量は本当に多いので、そこを余り考える余裕は無いだろう…一部を除けば。

MCUサーガのフェイズ3の締めくくり(では無いが)に相応しい超大作なのは確かだった。
劇場で観てよかったと思う。

2019年5月2日木曜日

Wonderdraft

Twitterを見ていたら、謎のソフト情報が流れてきた。名前をWonderdraftと言う。
まぁどんなソフトかは百聞は一見に如かず。
こんな感じで直感的にファンタジー地図が作れる。

実際どれぐらい簡単かと言うと、マニュアル読まずに1時間以内にこんなデタラメな地図が作れた。(実作業は試行錯誤含めて30分程)
このソフト凄いのはこの内容で
  • 更新料無し
  • コピープロテクション無し
  • 無料商業利用可
  • 非商業利用はライセンスあたり1ユーザまで(サブPCとかに入れても良い)
  • 商業利用はライセンスあたり1PCまで

だ。ちょっと信じられない太っ腹な内容だが、実際の値段はというと、
たったの$30だ。日本円で約\3,500円。
先行のInkernateを見てみよう。
商業利用版(制限のある無料版もある)で年/$25だ。問題は解像度が2048x1536。この解像度だと商業利用はかなり厳しいと思う。現状、Inkernateの方が機能・アセット共に上なのだろうが、ユーザが公開しているアセット群もあり(ただ、ライセンスはどうなるのかまだ調べていない)ファンタジーの地図を作るには事欠かないと思うが、現代調のテーマも公開されており、モダンな地図も作れる。

つまり遠足のしおり用だろうが、観光マップだろうが、アセットさえあればなんとかなる。ちなみにユーザフォルダにフォントをぶちこめば先程のデタラメ地図で見たように日本語フォントも当然使える。但し縦書きは無いのでフォント毎変更したりするツールは必要なのかもしれない。まぁ2,3文字なら手動で並べても問題無いだろう。

公式が使用しているRedditフォーラムでは力作過ぎる作品が日々公開されている。ファンタジー地図眺めるのが好きな人にはこのページだけでも相当楽しめるだろう。

2019年4月28日日曜日

中指トリガーの謎

昔、ルサルカは還らない(現在、マンガ図書館Zで現在広告付きで無料で読める)というマンガで主人公が中指でトリガーを引いていた。最初に確認できるのは1巻132ページ。作品内で言及されるのは、3巻76ページ

作者は御厨さと美で、昔から(デビューは1970年。ルサルカは還らないは1996年。裂けたパスポート(1980年)が有名)取材や考証を良く行う(もちろんそれだけでは作品にならないので飛躍もある。SF物もよく描いていた)人なので元があるのだろうが、当時は全く見つける事が出来なかった。

ふと思い出して検索して調べて見たものの、日本ではそれらしい情報を見つけられず、海外を探してみても「そんな撃ち方であたる訳無いだろう」「中指を立てるのに意味があるんだろ?(笑)」等のやり取りがほとんど。

例外はエンフィールドライフルの「マッドミニッツ」という射撃法で、人差し指でボルトを引き、中指で撃つのを繰り返し、連射するという第一次世界大戦のテクニックだった。

6.5秒で10発だそうだ。

拳銃では中々見つからない。で、ようやく見つかったのが、ポイントシューティング内の記述、「トリガーを中指で強く引く」だ。但し、現在はほとんど使われてはいないと思われる。YouTubeでもこの人の動画ぐらいでしか見つけられなかった。
 
前述のサイトの情報だが、元FBI捜査官の本に中指でのCQBについての記述がある。
滅茶苦茶プレミア価格だが、幸い記述の箇所はサンプルで確認できた。80ページだ。

警察にいた頃にP228で習ったと書いてある。小型のグロック26や27でうまく行ったとの事。先程の人の別な動画で説明があるが、銃の構造等で制限があるので全ての銃で可能という訳では無いらしい。(例えば1911は駄目)

かなり近いレンジでは一般の構えとさほど変わらない精度で撃てる(らしい)CQB向けのテクニックで、昔は教えている所もあった(らしい)が、現在はほぼ使われていないというのが実態なようだ。
この人の説明がわかりやすかった。
「昔の銃は照準を見て射撃するのが難しかった(照星と照門を合わせると標的が見えない)から照準を見ないで撃つ意味があった。今の銃は違う。照準して撃てば当たるのだから照準して撃つ方がいい」

ああ、ここまで書いていて書き忘れていたのに気がついた。ポイントシューティングとは別名ノーサイトシューティング(照準を使わない射撃法)で、片手で素早く人差し指で狙う感じで撃つ射撃法なのだそうだ。

現在のまとめ
  • 十分慣れて使い慣れた銃で非常に接近した状態なら効果があるかもしれない
  • 照準可能なら命中率は圧倒的に照準した方が高い
  • 2019年現在ほぼ非主流の射撃法である
ポイントシューティング自体が非主流なので、中指トリガーは更にマイナーなのだろう。

ポイントシューティングと照準射撃の比較

2019年4月21日日曜日

ACID Music Studio 10 - Steam Poweredが起動しない(解決)

インストールして起動するとエラーが表示されて起動しない。
フォーラムを見てキャッシュを消したりアンインストール&再インストールを繰り返したが解決しない。

エラーメッセージを見て、実際のフォルダを確認すると対象のファイルを探すと…

ファイルどころかフォルダが存在しない。

(Steamのフォルダ)\common\ACIDMusicStudio100\ACID Music Studio 10.0\musicstudio100.exe

が無いというのがエラーの内容。そもそもACID Music Studio 10.0というフォルダが存在しない。

musicstudio100_x86.exeというファイルが

(Steamのフォルダ)\common\ACIDMusicStudio100\

にある。実行するとインストーラーが起動する。
とりあえず適当にインストールして、そのフォルダ毎コピーすると無事起動した。

フォーラムを見ても同様のエラーは報告されていない?
まぁ最初からエラーをちゃんと読んでいれば時間を無駄にする事も無かった。
iniファイルを見るとちゃんと書いてあるようなのだが、Windows 10だから発生するんだろうか?

そういや、ACID(1998)がループの元祖って記述が色々見受けられるけど、eJay(1997)の方が先じゃないの?
 

だが、音を使い回せるって話ならAmigaのSound Trackerとかが先なんじゃない?1987年だし。
 

RRR

RRR Trailer (Telugu) - NTR, Ram Charan, Ajay Devgn, Alia Bhatt | SS Rajamouli | 25th March 2022 予告、結構昔の映画予告並に中身に触れてるんで観る気があったら見ない方がいいかも…その気が...