2019年10月19日土曜日

ジョン・ウィック チャプター3パラベラム

期待した範囲を超える事は無かった。



ネタバレあるから見てない人は注意。

2で大きくコント度が上がったシリーズだが、3はシリーズ史上最高のコント作品となった。
話は主人公以外も頻繁に描かれるため散漫で、まとまりは無い。
アクションシーンは全体にしつこく、くどい。
何故かバイクのシーンだけ熱血硬派くにおくん並みに弱い。

ハル・ベリーのシーン(というかモロッコ全体)が蛇足感が強く、まぁ次回作があったら出るのかも知れないが…次回作あっても見ないだろうから構わない。今までの風呂敷を畳もうと努力した結果、初代アサシンクリードみたいなボケボケの話になってしまい、「これって結局マトリックスなんじゃないの?」という感想が残る。
因みに「Guns, a lot of Guns」は英語圏なら笑って貰えたのかも知れないが、日本での知名度が低いのか残念ながら観客は無反応だった。

主人公は連戦でボロボロでヨロヨロ歩くので、後ろ姿がまるでビートたけしみたいなのだが敵から「聞いてた程動き早く無いな」「5年前の話だからな」とかいう全く笑えないジョークが出てた。まぁこの辺りは想像の範疇だったので驚く事は無かった。

一番衝撃的だったのは、マーク・ダカスコスの扱いだ。

日本人の寿司屋で忍者(本当)という役柄なのだが、2019年にもなってウォン・インシックの再来みたいな扱いだ。日本語らしき台詞を喋っているが字幕が無いと何を言っているのかわからない。エンドゲーム以上、パシフィックリム以下のレベルで字幕が無いと理解するのは相当困難だろう。アレでも日本語ダイアログインストラクターがいるらしいのだが、あの理解不能なジェレミー・レナーの日本語に比べれば言葉にはなっているものの、この時代にもなって扱いはヒカル・スールー(ミスター加藤)以下で、マーク・ダカスコスはいつか報われて欲しいと思った。

そういや、Wikipediaで知ったのだが、「クライングフリーマン」でのダカスコスは
劇中で日本語を話すシーンがあるが、発音・イントネーションともに完璧で、日本人と変わらないほど上手。
という驚きの一文がある。

ちなみにRotten Tomatoesでは彼のフィルモグラフィー上最高の評価が与えられた作品のようだ。まぁ映画は緑色が圧倒的に多いが。次点のジェヴォーダンの獣での役はネイティブアメリカンだった…。

RRR

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