2013年1月5日土曜日

宇宙のスカイラーク

以下、記憶で書いているので間違いがある可能性が高い。

SFの古典であるEEスミスの宇宙のスカイラーク。
私がガキの頃SFに興味を持った時には金も無く(いや、金は今でも無いですが)時間だけはあったので、学校の図書館で隅から隅までSFを読んでいた。

当時は全く気が付かなかったが、図書館にあるのは半分ぐらいがジュブナイル版で原作を子供でもわかりやすいように改編した物となっていた。そのため、後年本物を読んだ時にはかなり印象が違う作品が多かった。

その中でも極めつけが宇宙のスカイラークだった。確か、ジュブナイル版は「空とぶスカイラーク」だったか?(全然違った。宇宙船スカイラーク号」だった)
あと、挿絵をずっと柳原良平(トリスの親父で有名な)だと思っていたら、松永謙一という方だった。こちらで中身が少し見れる こちらでは「宇宙の超高速船」というタイトルになっている。幾つかバージョンがあるのかな?

特に印象に残っているのは、シートンがオートバイに乗って帰宅するシーン。シートンの曲乗りの描写は元の作品にもあるのだが、イラストが凄くて、文章で表現するのが難しいのだが、

土8(↑進行方向)

土がシートン。8がオートバイ。を意味している。「土」の上を頭として、両側が手と足。奇想天外にも程がある。翻訳も軽妙で惑星ナルブーンへ到着したシートンの自己紹介は確かこんな感じだった。

「シートン、宇宙船のオヤブーン」

挿絵や翻訳の効果もあって、ガキだった私にはSFは親しみやすいものだった。その影響もあってか、若い頃は良く古本屋に行って、SFを漁ったものだ。(銀背は当時でも高くて買った事ありません)古本屋で手に入らない本は小遣いで買っていた。今では信じられない話だが、当時は本屋でSF文庫のコーナーがあった。一冊も読んだ事が無いが、ペリー・ローダンとかがずらーっと並んでいたのを思い出す。

SF好きの中では私はミーハーな方(一番好きな作品はデュマレストサーガ)だが、そもそもSF好き自体が当時でもマイナーリーグだった訳で読みやすいジュブナイルからひと通り読んだ私は幸運だったのだと思う。

家にあるのもこの左の表紙だと思う。で、右のヤツは一体…まさか花形みたいのがシートンなの?つーか後ろの二人は誰よ!?…ま、まさかドロシーとマーガレットなの?どっちがどっちかわかんねぇけど…。

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