2024年12月28日土曜日

Bose QuietComfort Ultra Headphones

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Bose QuietComfort Ultra Earbudsを買って性能的には満足しているのだが、ネックになったのは連続使用可能時間だった。一応最長6時間という事になっているが、ノイズキャンセリングによって若干短くなるのか6時間はまず持たない。短時間の充電で2時間とか使える様になるらしいが、連続使用時間が短いのはやはりネックなんだな、というのを実感した。


で、結局色々色々色々悩んでた。ヘッドフォンに5万も出したのは生まれて初めてだ。今までは高くても2万ぐらいのしか買った事が無い。届いて開けてみたらやや大きなポーチが出てきた。折り畳みで収容するケースらしい。充電用ケーブルも中に入っている。見た目は安っぽいとは思わないが、何も告げられずに値段を聞かれたら2万ちょっとぐらいに感じそう。高級感は無い。充電してからBoseアプリで接続し、ファームウェアを確認したがバージョンアップしておらず。被ってみるが不安だった装着感はそうでもなく、軽くすぽっと耳を包む感じ。頭の圧迫感もそうでもない。この辺個人差があるので実物でチェックした方が安心だと思う。折り畳み時には指を容易に挟む事が出来るので寝ぼけて行わない必要がある。軽く挟んでも結構痛い。


モードはEarbudsと同じ、Off、Quiet、Away、Immersionの組合せ。差があるのは確かだがそれほど大きな差は感じない。Immersionはテスト用アプリでは「スゲー」と思うが対応したコンテンツを私は持っていないのでもっぱらQuietしか使っていない。まぁこれ目的なので性能には満足している。ホワイトノイズはEarbudsと同じぐらいか、僅かに低い。真夏とかになると蒸し暑さはどうなるのだろう。経験してみないとこればっかりわからない。そもそもヘッドフォン自体使うのが数十年(簡易的なヘッドセットとかを除けば)ぶりなのでわかっていない。


最長24時間(その分、バッテリーの充電時間も相当長い。)なので使用時間についてはちゃんと充電さえ行っておけば不安無く使えると思う。数時間装着していても頭が痛くなる事も無く、ずり落ちる事も無い。ただ、形状的に頭の頂点で支えるのを前提としているので、後ろ掛けとかには出来ない。有線で使用できるらしいがまだ試していない。

Bose QuietComfort Ultra Earbuds

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今までBose QuietComfort 20(これは有線式のイアフォン)を使ってきた。2015年ぐらいに発売なのだそうで、もう9年近く使ってきたのか。一度ケーブルを断線させて(私の収納の仕方が悪かった)修理して、飛行機の移動時に愛用していたのだがスイッチが駄目になった。ちゃんと電源をOffに出来ない。使用時に充電切れして初めてそれに気が付いた。


後継機を探したが、今は完全ワイアレスの時代でもうネックバンド形式すらろくに存在しない(中古とか並行輸入品はあるようだがそんなギャンブルは避けたい)ので色々悩んだ結果ノイズキャンセリング機能を優先してBoseの新作…と書いても多分年内には新しいの出そうだけどQuietComfort Ultra Earbudsを選んだ。安売りになっていて大体3万ぐらいだ。


この手の完全ワイアレスの面倒な点は買ったらまずアップデートが必要な所。途中AnkerのSoundcore Liberty 3 Proというのを買ったが(他にも2点ぐらい買った)…まぁ大概な代物でカナル型イアフォンを耳に突っ込むのと何が違うのかわからないノイズキャンセリング性能。大して使っていないのに1年ちょっとで壊れた。Ankerの充電器とかは性能が良いものの、褒める点は箱が恐ろしく豪華だった事ぐらいだ。これもあって完全ワイアレスに抵抗があったのは事実。ああ、アップデートするにはアプリをインストールして尚且つユーザー登録も必要だ。Boseもアプリは必要だったものの、ユーザー登録は不要だったのでその点は楽だった。


他のメーカーで悩まなかったのかというと、SonyとAppleは悩んだ。WI-C400というネックバンドのワイアレスはノイズキャンセリングは無い物の使い勝手は良かった。音質とか評判良く無かったらしいが私は最低限満たしてくれれば気にしない方なので…WI-1000XM2とかどうかな、とか思ったものの、4年前の商品で3.5万ってのは抵抗があった。WF-1000XM5はノイズキャンセリング性能に不安があったので見送り。Appleは評判良いんだろうけど、あれだ。良く落ちてるんだよ、道端とか駅のプラットホームとかに(笑)実際目の前で落ちるのも見たりとかで私の様な小心者は3万以上をすぐ無くなるものにポンとは金を出せない。で、延々悩んだ結果元々飛行機のノイズキャンセリング発祥のBoseを選んだ。


箱は驚くほど安っぽく、正直イアフォンが入っているケースもちゃちい。何を考えてそうなっているのかわからないが、底が丸いので立ちもしない。で、iPadに接続してアップデート。結構時間が掛かる、大体30分ぐらいか?それから試してみての結果。

  • ノイズキャンセリングは従来品(20)と同等以上
  • アクティブになった時に音がするのがわかりやすい
  • 機能は何が有効になっているのかさっぱりわからない(アプリ前提過ぎる)
  • 意外なほどしっかりと耳に収まる(これは個人差がありそうだ)
  • 小型の都合か充電はあまり持たず国際線とかには向かない(4~6時間)
  • Dolby AtmosはDolbyのサイトでなら体感可能…まぁそれ以上の意味は感じない

ノイズキャンセリング目当てなら期待は裏切らないと思う。ただ、バッテリーの持ちが6時間なので長距離の人は別な機種を用意するとか必要になりそうだ。そう考えると10時間以上使えたQuietComfort 20は良かったんだねぇ…。デザイン?他の完全ワイアレスよりは不格好で大きいかも知れないが本当に落とすの怖いんだよ。だから私にはこういうの需要がある。あのポロポロ落としている人達はみんな裕福なのだな。私なら3ヶ月ぐらい黄昏ると思うよ。3万もするの落としたら。まぁ携帯が落ちてるぐらいだし今の人の値段の感覚って違うのかも知れないが。


ノイズキャンセリングの性能としては窓を開けて交通音が聞こえる状態でイアフォンを装着すると完全に交通音は消える。ホワイトノイズともう1種類のノイズが聞こえる。音が流れるともう1種類のノイズは聞き取れなくなる。ホワイトノイズは若干弱まるが圧迫感は完全に消える事は無い。これがノイズキャンセリングからなのか、完全ワイアレスだからなのかはわからない。大丈夫な人もいるだろうけど、これは無理って人も居るんじゃないだろうか。とはいえ、飛行機で移動時にノイズキャンセリングがあると到着時の疲れが大幅に減るのは本当。前は到着時に結構な疲れを感じていたのだがノイズキャンセリングを使用する様になってから到着後すぐに行動可能になる。これは大きい。ノイズキャンセリングは完全に音を消し去る訳では無く、人の声も微かに聞こえる。ただ、飛行機のノイズ軽減発祥なだけあり、飛行機で発生する轟音が1割以下まで減少するのは本当に凄い。昔はこの拷問が早く終わる事だけを願っていたが今では退屈でタブレットを使って映画まで見たりする。


飛行機を使う人にはこのイアフォンおすすめ。普通に外で使うのは個人的には危険だと思う。外部の音が聞こえなくなるから。で、今まで飛行機内はずっとBose QuietComfort 20を使っていたんだけど、最初に言った様に電源スイッチ周りが壊れてきてQuietComfort Ultra Earbudsを使ってみた。技術ってのは進化してるんだな…とすぐにわかるぐらいノイズキャンセリングの力が違う。前は微かに「…ゴー…」っていう飛行機の音が聞こえていた。もちろんはずしたら「ゴォオオオッーーー!!!!!!」ってとんでもない音がするからあれでも本当に助かる。Ultra Earbudsだと「…ピィー…」ぐらいしか聞こえない。家に居る時とそんなに変わらない。イアフォンから音が出ている時は外の音は飛行機のアナウンス「当機はこれより…」みたいのはちゃんと聞こえる。使える時間に限度があるので、海外とか長距離飛行機に乗る人には時間が不足しているからプランBみたいのが必要そう。ただホワイトノイズが本当に無理って人もいるそうなのでこの辺は本当に人それぞれと言うしかない。そういやBoseのノイズキャンセリングは轟音に良く効くのか、PCのファンが負荷で轟音が鳴っていてもノイズキャンセリングで全然聞こえない。PCのファンを轟音で良く鳴らす人にも需要がありそうだ。

2024年4月14日日曜日

RRR


RRR Trailer (Telugu) - NTR, Ram Charan, Ajay Devgn, Alia Bhatt | SS Rajamouli | 25th March 2022

予告、結構昔の映画予告並に中身に触れてるんで観る気があったら見ない方がいいかも…その気があって観てない人なんてもういないか。


ネタバレあるよ。


見よう見ようと思っていたが、中々見る機会に恵まれず、ようやく観た。とても面白かった。メディアで見たいが残念ながらストリーミングのみだ。鄭問の漫画を実写にしたような強烈な絵作りで、3時間近いのに長いとかタルい、とか感じさせないのは凄い。普通の映画なら退屈な場面でも勇壮な曲が掛かり、しかもシーンはテンポよく進むので飽きない。バーフバリの時よりはカットが洗練されているので、「え?」と思う事も少ない。(バーフバリ完全版だと違うのかも知れないが見た事無いのでわからない)


バーフバリは全編である伝説誕生の前半部分が面白く、伝説誕生後半と王の凱旋は余り刺さらなかったのだが、RRRはそれぐらいの長さをコンスタントに纏め、


Interval(ドカーンと効果音付き)


で繋いだ。インドでは実際に休憩が入るらしいが(昔、入れなきゃならないみたいなルールがあると読んだが本当かは知らない。ムトゥでは馬車のシーン後が休憩だったそうだ)日本ではそのまま続くので少し驚いた。香港映画のアクションシーンに我々が慣れてしまった様に、インド映画(RRRはテルグ語圏でトリウッドってのになるらしい。ボリウッドとか沢山のウッドがあり、特色が違うのだそうだ)にもいつか慣れるんだろうか?まぁそんなに本数見てる訳じゃないから慣れるとしてももっと先の話なんだろうけど。出てくる男性俳優はほぼ全員濃い顔に髭。主役の二人はわかるとして、他は結構見分けがきつかった。アジャイ・デーヴガン(ラーマの父親役)はSinghamを何度も見てるから見分けがついた。というか出演しているのを知らなかったので驚いた。


柳下毅一郎がレビューでこんな感じで説明していた(以下私の記憶であり、正確ではない)「アクションシーンに感情が乗っている。MCUのビッグCGバトルには感情が無い。CGバトル自体が問題ではなく、アクションシーンに感情が乗っていない事が問題なのだ。」これにはCGシーンへの発注がかなり前倒し(脚本が完成する前に発注しなければならない。これはAAAのゲームとかも同じだ)しなければならず、戦う事は決まっているが観客に何故戦わねばならないのかが伝わらない。という問題を生んでいるのだそうだ。


思い返してみると、確かに面白かったアクション映画はアクションシーンに感情が乗っていた。B級映画では大体がそうなっていない(故に記憶に残らないのが多くなる)、確かに…あとRRRのアクションシーンを見ていて思ったのは、ともかく無理にでも繋げてドンドカドンドカ音楽を流し途切れないようにして二人のアクションを笑ってしまう時があるぐらい強引に続ける。一方が投げ飛ばした相手をもう一方が弓で射貫くとか。なんというか良く出来たベルトスクロールアクションゲーム的な印象を受けた。


海外のレビューを見ていると「MCUやDCは彼等から学ぶ必要があるだろう」的なのが散見されたが、どうかなぁ…難しいんじゃないの?その国の映画製作システムみたいのって今でも強固にあるし、この脚本だと通らないと思うし。多分アメリカでこの脚本でやったらラブロマンスはもっと入るだろうし、叙情的な場面も増えるだろう。敵には事情が語られるだろうしでこんなストレートな作品にはならないと思う。バーフバリよりも更にストレートな作品だよね、これ。


で、見終わってレビューとか読んだり聴いたりしていて驚いたのが、鞭打ちのシーン


「民衆の力で平和的解決もあるという描写をしていながら最後暴力で解決したのがモヤモヤする」


あれだ、最近多いね、この「もやもや」の人達。私はこういう人達が凄いToxicに感じる。はっきり言えばいいじゃない、気に入らないって。気に入らないって言ったら角が立つから「もやもやする」って表現するの?そもそもビームは初めから平和的解決なんて目指していないじゃない。あとちゃんと場面見てたのか凄い疑問なんだよ。あれってテルグ語と多分ヒンディ語なんだろ?(必ず2回言ってるだろ)ラーマが驚いたのはそういう事じゃない。そもそもラーマが目指していたのは自分達の氏族だけでの解決だった。だが様々な民族や言語の人達(「もやもや」の人達はご存じない…とは思いたく無いが現在のインドは多民族多言語多宗教の国家である)が同じ想いを持っているのに「目を見開かれた」のであって…この映画に限らないが「気に食わない」のを「もやもや」って言ったからって何も解決なんかしない。自分が勝手に思い描いていた思想と異なるからって「もやもや」の名の下に陰謀論みたいのを捲し立てるのはなぁ…。こういう人達はアレか?ドラゴン怒りの鉄拳でも「殴り込みに行かずにとことん話し合うべきだった」とか言うの?

Bose QuietComfort Ultra Headphones

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